暑さが続く中、高温多湿を好み、人間に害を及ぼす細菌たちが猛威をふるってるようです。
毎年、この時期になるとニュースで頻繁に見かけるのが、食中毒を起こす細菌、腸管出血性大腸菌O157。
夏場は食中毒に注意!! と 言われてますが、8月にピークになることが多いようです。
重症化すると後遺症が残ったり、最悪、死に至る場合もあるので、特に注意が必要です。
今回は、どんなことに気をつけたら予防できるのか?O157に感染しないための予防法や、食中毒を起こす可能性がある菌が潜みやすい場所について、テレビ番組で専門家が注意を呼びかけていたので共有したいと思います。
O157とは?
※ 強い感染力がある。
大腸菌の一種です。健康な人の体内に存在する菌で、ほとんどのものは無害ですが、その中のごく一部が病原性をもち、腹痛や下痢、場合によって血便などの症状を引き起こさせます。
感染してからの潜伏期間は、4日~ 9日後に発症しやすい。
感染経路、感染しやすい場所はあるの?
この菌により汚染された食品や水による経口感染
食べ物にごく少量ついていても感染しますし、タオルの共用や入浴、トイレを利用などにより人から人へ感染することもあります。
O157に感染すると体内で何がおこる?
1.腸内で菌が増殖していき、そのさいに強い毒性のあるベロ毒素を作り出します。
2.このベロ毒素が血液のながれにのり、赤血球や血小板、腸内の粘膜、細胞を破壊し、出血をともなう下痢や脳や腎臓にダメージをあたえる。
徹底した予防法とは?
自宅、外出先や帰宅後などにもこまめに石鹸で手を洗う。
調理を行う前は、まず石鹸で手を綺麗に洗う。
加熱調理する食材は、75度以上で1分以上加熱する。
野菜などはよく洗ってから調理する。
買い物した食品は、すぐに冷蔵庫に入れて保存する。
専門家が指摘、ココに気を付けて!
サラダなど生野菜を食べる時は、水を流しながら綺麗に洗ってから調理する。
電子レンジ調理の場合は、熱の伝わりが悪いものは、途中でかき混ぜるなどして十分に加熱することが大事。
時間が経過しすぎた食材は思い切って捨てる!
買い物する際に、魚、肉汁が出るものは、ビニール袋に入れて、他の食材にうつらないようにする。
台所、シンク周りを清潔にたもつ。
台所で使うフキンには沢山の菌がついてるのでこまめに洗濯し、天日干しする。
※ トイレをした後は、石鹸で手を綺麗に洗う。
トイレをした際に、トイレットペーパーを何枚重ねて拭いたら菌が手につかないか?といった実験を、テレビ番組内で調査してました。
8枚重ねで拭いた場合、16枚重ねで拭いた場合、20枚重ねで拭いた場合の実験データを調べてみると、なんと、20枚重ねて拭かないと雑菌はトイレペーパーを通って手に付着するということがわかりました。
以上のことからも、トイレ後は、手を隅々まで洗ったほうが予防効果が高いということがわかりました。
さいごに、
自分でできる予防策を徹底することで、未然に防げることもあります。
家族をまもれるよう、予防策をとりくみましょう。